※本件はフィクションですよ!
そう、久しぶりに宣言するフィクションです!
私の話は全てホラですから!
名誉毀損・ヘイトスピーチ等の問題に詳しい某大物弁護士が、こんなことを言っていた。
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ヘイトスピーチに対する法的規制の必要性について議論すると、「そもそも規制の必要性を裏付ける立法事実はあるのか」などと質問してくる人が必ずいる。
そういう人に限って、ヘイトスピーチが行われている現場さえ見たことがない。
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立法事実の存在は自明ですよ、そんなことを議論するフェーズじゃないですよ、とでも言わんばかりだ。
質問者を馬鹿にするかのような自信満々なトーンである。
しかし、これは極めて非論理的な発言だ。
質問者は、ヘイトスピーチの現場を見たことがないからこそ、立法事実の存在に疑問を呈しているのだろう。
「そういう人に限って」って、そりゃそうでしょう。
見たことがないからこそ、立法事実の存在を説得的に示して欲しいと言っているわけだ。
何もおかしな話ではない。
この弁護士は「俺たちは実際に見たんだ!お前たちは見てないだけだ!俺たちが正しい!」などと立法事実の存在を強弁するのだろうか。
客観的証拠を示すこともなく。
「霊界の存在を疑う人に限って、一度も幽霊さえ見たことがない」
などと言い換えれば、上記発言のトンデモぶりが少しは浮き彫りになるだろうか。
見てる見てないでマウントとんなくていいから、さっさとソース出せや!
である。
薄々気がついてはいたが、この業界の偉い人というのも、必ずしも賢いわけではないらしい。