弁護士の我松衰です。
4月4日は「トランスジェンダーの日」
冗談ではなく。
トランスジェンダーに限らず、近年、LGBTを巡る議論が活発だ。
(LGBTはセクシャルマイノリティ全般を指す言葉。
ゲイ、レズビアン 、バイセクシャル、トランスジェンダー等々。)
LGBTの権利確立のため、熱心に活動する人も多い。
そうした活動のお陰で、認知度が高まり、偏見も少しずつ解消されていくかもしれない。
他方で「なんか面倒くさそうな人達だから、関わらないでおこう」
といった冷めたリアクションも懸念されるところだ。
皆さん、曰本のLGBTの割合ってご存知ですか?
一説には8%程度と言われています。
13人に1人程度。
あなたの身近にもきっといるはずだ。
あるいは、正にこのブログを読んでいるあなた自身、そうかもしれない。
当事務所には24名の所員(弁護士と事務局)が在籍しています。
1人か2人はいるかもしれない。
でも私は知りません。
打ち明けるメリットが無いと思われているのでしょう。
好奇の目で見られるかもしれない。
ことによると、ひょんな場面で当事者は嫌な思いをしているかもしれない。
難しい問題です。
私自身、打ち明けられたらどう思うか。
「気持ち悪い!」
とは思わないだろう。
ただ
「へぇすごい!やっぱり身近にいるんだ!普段プライベートとかデートとかどんな感じなんだろう?何か変わってるところあるのかな?気になるなぁ。」
などと物珍しく思ってしまうのではないか。
私自身、悪気はなくとも意識の奥底に根深い偏見を持っているということを、よくよく自覚しておかなければならないと思う。
※この連載はフィクションです。実在の人物、団体及び事件等とは何ら関係がありません。