所員各位
第1 人事異動のお知らせ
令和2年4月21日付で発令されました人事異動は以下のとおりです。
1.団堂 八蜜 君
副所長の任を解き、所長代行補佐心得代理を命ず。
2.阿部士 義信 君
「死刑制度の廃止を求める会」委員の任を解き、「死刑を推進する会」委員を命ず。
3.ジーコ 松浪 君
事務局長の任を解き、所内愛玩動物保護責任者(いわゆる「ペットの餌やり担当」)を命ず。
第2 新事務局長の紹介
ジーコ松浪君に代わり、本日付で、テトリス・アルバム氏が新事務局長に就任しました。
在任期間中は、会の資金集めに奔走。数多の利権団体との間に、不透明で密なコネクションを築くことに成功しました。
かねてから、業界内ではその手腕を非常に高く評価されている人物です。
当法人の資金集めやコネクション作りはもちろんのこと、公明正大な事務所運営を任せるにふさわしい人材であることは、疑いようもありません。
事と次第によっては(ヒント:「心付け」)、大変頼もしい味方となってくれることでしょう。
第3 所長からのお願い
戦いの時が来ました。
体調管理を万全にし、自身やご家族等、大切な人達の安全を最優先に考え、節度ある行動を心がけてください。
出口の見えない戦いに、不安で押しつぶされそうな人、憂鬱で仕方がない人、大勢いらっしゃることと思います。
そんなときは、是非思い出してみてください。
あなたは一人ではありません。私たち「仲間」がついています。
明けない夜はありません。いつかは必ず「朝日」が見えてきます。
所員一丸となって、この難局を乗り越えましょう。
仕事より何より、とにかく自分の命を大切にしてください。
私たち「仲間」の全員が「朝日」に感謝し、盛大な祝杯を挙げる日が来ることを、心から楽しみにしています。
経営陣として何か対策を講じる予定は特にありませんが、1円たりとも売上げを落とすことのないよう、どうか死ぬ気で働いてください。
令和2年4月21日
所長弁護士 我 松 衰
※この連載はフィクションです。実在の人物、団体及び事件等とは何ら関係がありません。