私は、自分の感情から自由になりたいとき、「現代音楽」を聴く。
一般的に、「現代音楽」とは、主に第二次大戦後に創作された、西洋芸術音楽にルーツを持つ音楽をいう。
モノによっては、第二次大戦以前に創作された作品を含む場合・見解もある(アイヴズやヴァレーズの作品等)。
また、第二次大戦以後に創作された作品であっても、前衛的・実験的語法が使用されていない場合、「現代音楽」には含めない場合・見解もある(ショスタコーヴィチや伊福部昭の作品等)。
「現代音楽」という言葉から想起される典型的なイメージは、50年代~60年代あたりのブーレーズ、シュトックハウゼン、ケージ、武満徹、クセナキス、リゲティ等だ。
70年代以降の潮流については、分派・細分化・専門化が激しすぎて、網羅的に理解・説明できる人は皆無だろう。
他方、最近の潮流については、ある程度・なんとなく・気楽に親しむことができる。
YouTubeチャンネル"Score Follower"のおかげだ。
"Score Follower"では、定期的に作品募集が行われており、さながら「バーチャル音楽祭」の様相を呈している。
新進気鋭の作曲家達が大勢参加しており、参加数・倍率は中々のものだそう。
近年では、世界的な現代音楽フェスティヴァルにも比肩する程の存在感を見せているようだ。
再生リストを聴くだけで、ある程度・なんとなく・気楽に最近の潮流に親しめる。
伝統的な音楽と違って、聴いていると”禅”のごときフラットな心持ちになれるのが嬉しい。