弁護士の阿部士義信です。
本日は当法人からの政策提言を一つ・・・
◯提言内容
「エレベーターから降りるときの『お先にどうぞ』は原則禁止」
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皆様も経験ありますよね。
複数人でエレベーターに乗ってて、降りる階でドアが開く。
すると「開く」ボタンを押した紳士淑女が優しく声を掛ける。
「お先にどうぞ」
これやめにしませんか。
厳密に言うと
・人数が4人以下の場合は原則禁止
・ただし、高齢者、身体障害者、怪我人、妊婦等のスピーディーに動けない人がいる場合や、同乗者間に上下関係等の事情がある場合は除く
どうでしょう。
◯提言の理由
端的に言えば「時間の無駄」だからです。
一般的な健常者であれば、「開く」ボタンなんか押していなくたって、4人までなら、ちゃちゃっと降りられます。
それを恩着せがましく「お先にどうぞ」。
こちとら頭を下げて「ありがとうございます」なんて言うのも本っっ当に馬鹿馬鹿しい!!
いらぬお節介ですから!!
酷い時なんて、2人しか乗ってなくて、どう見たってどっちも健康的なオッさんなのに、2人とも「開く」ボタンを押して、「お先にどうぞ」合戦・・・。
ブルブルブルブル・・・
ああああああああ!!!!!!
時間の無駄じゃあああああ!!!!!!
ぐぁあああああああああああばぁぁああああああああああ!!!!!!!!!!!
あれってもはや気遣いでも何でもないですよね。
単に「私は社会常識を遵守する人間です」というアピールでしかない。
エゴなんですよ。
同乗者のためじゃなくて、自分の保身、プライドのためにやってるだけ。
そんなのは真の優しさじゃない。
そんなアホな輩には、ホスピタリティの何たるかを小一時間説教してやりたいところです。
私自身は、上に書いた自分ルールを遵守しています。
中には「常識のない奴だ」などと思う人もいることでしょう。
私に言わせれば、そういう輩は「想像力のないアホ」でしかありません。
ただ、もちろん例外はありますよ。
例えば、5人以上の場合。
このくらいの人数になるとスムーズにいかないこともあるでしょうから、「お先にどうぞ」も十分意義があると思います。
また、皆が皆、スピーディーに動けるわけじゃない。
高齢者、身体障害者、怪我人、妊婦等がそうですね。
こういう人がいる場合は、たとえ人数が少なくとも、「お先にどうぞ」はすべきでしょう。
それから、同乗者間に上下関係がある場合にも「お先にどうぞ」は使うべきでしょう。
いかに不合理な慣習とはいえ、目上の人を差し置いて自分がツカツカ先に降りちゃうのはバツが悪いですから。
(事務局長が取り残されて別の階まで強制移動なさる絵面を想像したら、なかなか楽しかったです。)
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皆様いかがでしょうか?
是非是非前向きにご検討の上、お住いのマンション、職場、学校などで、この「新しい常識」の普及に努めてくださりますと幸いです。
※この連載はフィクションです。実在の人物、団体及び事件等とは何ら関係がありません。