弁護士法人フィクショナル・公式ブログ(架空)

架空の国の架空の弁護士によるブログ

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

続・松本人志完全終了

松本人志の最大の失敗は、文春の記事発表後に速やかに会見を開かなかったことだ。 早期に会見を開いて堂々と説明していれば、ここまで世間の反感を買うことはなかっただろう。 「性的行為の強要はなかった」という一点さえ守り切れば、それほどのダメージは…

松本人志完全終了

俺が憧れた松ちゃんはどこに行ったんだ。 疑惑に関しては一言も真正面から説明していない。 彼のアンチを味方に引き込むことは完全に諦めたわけで、これはこれで、あえての選択かもしれない。 ただ、彼を支持するパイ(層・人数)が、騒動前よりグンと小さく…

シュニトケ「きよしこの夜」

「きよしこの夜」は、1818年、ドイツ人作曲家のグルーバーが作った讃美歌だ。 初演の際、教会のオルガンが壊れていたため、ギター伴奏で歌うよう作曲されたとかなんとか。 「きよしこの夜」原曲 原曲の誕生から160年後の1978年、旧ソ連の作曲家シュニトケが…

巷で話題の事件にコメントしにくい理由

最近、高裁による逆転判決が立て続けに話題となっている。 猟銃訴訟 1審判決取り消し 公安委の処分認める判決 札幌高裁 猪苗代湖ボート3人死傷事故 2審は無罪判決 仙台高裁 性的暴行の罪に問われた男子大学生2人に無罪 大阪高裁 非常に興味深い。 私も知…

雛形は先人の知恵

ホモ・サピエンスよりも、ネアンデルタール人の方が、強靭な肉体と大きな脳を持っていたそうだ。 なぜホモ・サピエンスは勝ち残ったのだろうか。 一つの仮説として提唱されているのは「ノウハウ共有の差」らしい。 貧弱で愚かなホモ・サピエンスは、集団で群…

ヤルヴィ&カンマーフィル@オペラシティ2024.12.12

久々に生演奏を聴きに行った。 なんとも印象の薄い2時間であった。 以前の彼らにあったあの鮮烈さは一体どこへやら。 期待も大きかっただけに少々がっかりだ。 一緒に聴きに行った家族には「ヤルヴィ&カンマーフィルなら間違いないから!」と太鼓判を押して…

全ての二択を間違えた男

松ちゃんにはガッカリだ。 かつて彼に心酔した信奉者として、ただただ残念でならない。 「お笑いの才能がある者は空気が読める」と思っていました。 しかし、この命題はどうやら偽だったのですね。 彼は全ての二択を間違えて今日に至ってるんですよ。 ・文春…

久しぶりの生演奏

最近ロクに音楽を聴いていない。 ブログでもしばらく音楽の話題について書いていない。 楽器演奏なんぞは遠ざかって幾年になるか。 音楽から離れてしまうのは寂しいことだ。 音楽に触れよう、触れずにはいられないと思うような、そんな精神状態に持っていき…

サンドピクチャーとアメリカ実験音楽

旅行先でクラウス・ベッシュ作のサンドピクチャーを購入。 背景画の描かれたボードとガラス板の間に、砂・水・空気を入れて密閉した作品だ。 額を逆さまにすると、少しずつ砂が落下していき、山や砂丘のような風景画ができあがる。 できあがった風景は、その…

銀英伝と弁護術

またまた『銀河英雄伝説』の話。 本作では、ラインハルトとヤンが対照的なライバルとして描かれています。 対立軸の一つには「戦略のラインハルト」に対する「戦術のヤン」という側面があります。 戦略とは、総合的・長期的な計略です。 戦争全体の計画から…

今だからこそ『銀英伝』が刺さる

『銀河英雄伝説』 今改めて見ると刺さります。 本作のテーマは「最良の専制政治VS最悪の民主政治」です。 「最悪の民主政治」は「最良の専制政治」には勝てません。 意思決定の内容もスピードも劣るからです。 本作の主人公の一人にヤン・ウェンリーという…