弁護士法人フィクショナル(架空)

架空の国の架空の弁護士によるブログ

ソウX(原題「SAW X」)

なかなか良かった。

2よりは間違いなく面白い。

1やレガシーより面白いかは人によりそうだ。

たぶん、1、レガシー、Xがトップスリーということで、大方異論はないと思う。

三作間の序列がどうなるかは人によるだろう。

ロッテントマトのスコアで比較すると、現時点での一般観客スコアは、1が84%、レガシーが88%、Xが89%となっている。

他方、評論家スコアを見ると、今作Xが他二作を大きく引き離してダントツ最高評価となっている。1が50%、レガシーが32%、Xが80%だ。

・1作目

・レガシー

・今作X

Xだけ評論家スコアがすこぶる高いのはなぜだろうか。

素人目線で感じた違いは、キャラクターの掘り下げ度合いだ。

今作Xは、終始ジグソウことジョン・クレイマーの視点で描かれている。

こうした描き方がされたのは、長いシリーズの歴史の中でも、実は今作だけではないだろうか。

ジグソウ側のキャラクター・人間性が、我々観客によく伝わってきた。

このストーリー構成は英断だ。

本作とは関係ないが、鳥嶋和彦もかつてこんなことを言っていた。

 よく僕が新人漫画家に言うたとえ話があるんですよ――例えば、君が大好きだった女の子にデートの約束を取り付けて、その場所に急いでいたとする。そのとき、交通事故で倒れている人がいたら、どうするか。知らない人だったら、きっと君は助けるかどうか迷うはず。でも、それが自分の弟や妹、あるいは友達だったらどうするか。たぶん、君は迷わず助けるんじゃないかな。そして、その君の判断は「身近」に思っているかどうかにかかっている。

 「キャラクターを立てる」という事の本質は、ここに尽きるんだよ。キャラクターの「身近さ」を上手く作れているだけで、同じエピソードでも切迫度が一気に違う。

我々観客はジグソウ側に感情移入しているので、ジグソウが仕掛けるゲームの推移も、いつも以上に固唾を飲んで真剣に見入ってしまう。

あと、本作はきれ〜に起承転結に分かれてるなと感じた。

・起

正直退屈なパートだった。

ただ、ここでジョン・クレイマーを丁寧に描くことが、その後の展開への観客の感情移入を深める要因にはなっていると思う。

・承

初代ジグソウ主催のゲームがいよいよ始まる。

何年ぶりだろうか。

ゾクゾク感がすごい。

・転

ストーリーに意外なねじれが生じる。

どうなるジグソウ?!

(しかし、我々は彼の行く末を既によ〜く知っている。。。)

・結

例の「デデデン♫」がかかる。

キタ━(゚∀゚)━!!

不思議なほどにエモーショナルなラスト。

そして、エンドロールのオマケも。

キタ━(゚∀゚)━!!

一度は観といて損はない。