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野球のこと知らないけど「指揮者」で打線を組んでみた

古今東西「指揮者」で打線を組んでみた。

1(中)セル
2(三)トスカニーニ
3(遊)バーンスタイン
4(一)クライバー
5(左)フルトヴェングラー
6(右)ムラヴィンスキー
7(二)アーノンクール
8(捕)クレンペラー
9(投)カラヤン

1(中)セル
キリッと引き締まった職人気質の端正な音楽を聴かせてくれる。鬼軍曹的な非常に厳しいリハ・しごきで有名。オケ団員には相当恐れられていたらしい。私の知る限り駄演が全くない。

2(三)トスカニーニ
セルと同じく厳格な「雷親父」だが、セルは「静」で、トスカニーニは「動」のイメージだ。精緻さではセルに一歩譲るものの、イタリア的な熱いカンタービレに溢れた演奏を聴かせてくれる。

3(遊)バーンスタイン
生粋の陽キャ・スーパースター。作りたい音楽のイメージが、我々聴衆にもストレートに伝わってくる演奏が多い(ような気がする)。個人的には、若い頃の情熱的で溌剌とした演奏が特に好きだ。今年、Netflixで伝記映画が公開されるとのことで、非常に楽しみだ。

4(一)クライバー
スーパースターの中のスーパースター。何だか指揮姿まで何かの芸術に見えてきてしまう。極少ない演奏・レパートリーのどれもが素晴らしい。BBCミュージックマガジンによれば、100人のプロ指揮者が選ぶ偉大な歴代指揮者で堂々第一位に輝いている模様。

5(左)フルトヴェングラー
19世紀の伝統を受け継ぐドイツのレジェンド。独特の指揮姿といい、残した演奏の強烈さといい、不世出の巨匠といえるだろう。

6(右)ムラヴィンスキー
その才能は勿論のこと、旧ソ連というあの特殊な時代と状況も相まって、伝説の指揮者ムラヴィンスキーが誕生したのではないか。目を瞑って聴いてもムラヴィンスキーだと分かるその個性・鋭い切れ味は唯一無二。

7(二)アーノンクール
頭デッカチの理論武装にとどまらない、不思議な説得力・迫真性に富んだ演奏を聴かせてくれた。ベームウィーンフィルが創り上げたモーツァルト像を叩き壊し、更に新たなモーツァルト像を創り上げてしまった。後進世代は大変だ。

8(捕)クレンペラー
極めて知的でありながら、呼吸が深くスケールの大きな音楽を聴かせてくれた。こういうタイプの指揮者は意外と数少ない。細かいことを色々やっていながら、それでいて雄大な音楽に仕上がるというのは、何気に凄いことだと思う。

9(投)カラヤン
好きです。かっこいいです。