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Eテレの小澤征爾追悼特集

本稿作成中の今も放送中。

小澤征爾ウィーンフィルによる2002年以降の公演のみを放送しているようだ。

小澤さんの演奏は、ボストン、ベルリン、サイトウキネンなどの方が、個人的には好きだ。

ウィーンフィルは、小澤さんを完全には信用していなかったように思う。

ニューイヤーだって、2002年以降、とうとう再演しなかったし。

ニューイヤーへの登壇が一回こっきりの指揮者は、初登場の2年後に亡くなったカラヤンと、2017年のドゥダメルくらいだ。

南米人ドゥダメルによるニューイヤーも、評判は芳しくなかったらしい。

ウィーンフィルは、失敗した指揮者に対して異様に厳しく、そして冷たい。

晩年のレヴァインアバドにも冷たかった。

それに、自分達の流儀に合わない指揮者や客も見下している節がある。

「音楽に国境はない」などという優しい標語(?)がある。

しかし、ウィーンフィルのようなエリート志向・選民思想の嫌味な連中は、こんな標語など鼻で笑うだろう。

「俺たちにしか分からん音楽がある」と。

小澤さんにはボストンに残っていて欲しかったなぁ。

 

※追記(訂正)

2020年に登壇したネルソンスも、今のところ1回のみの登場のようだ。

ただ、彼が再登場する可能性は高そうだ。